アブー・アラジャージュ村における新たな軍事攻撃

2010年12月10日

今朝、イスラエル占領軍が再びアブー・アラジャージュにやってきてこの地域に何十年にもわたって暮らしているベドウィンのコミュニティに対する脅迫行為を行った。

今日、午前11時45分、4台の軍用ジープがやってきて、ダイス家に対して、[建築許可なく]新たに建てられたものだという理由で一つのテントを撤去するよう、命令した。このテントは4ヶ月前に建てられたものであり、同じ地域にある他のテントの間に位置している。そして、このコミュニティはイスラエルの占領が始まる以前からこの地域に何十年も暮らしてきているのである。

また、今日、イスラエル軍は、羊飼い達が彼らの干草に新しいナイロンのカバーをかけることを妨害した。その干草は、数週間前にマスーア入植地の入植者達によって建てられたフェンスによって周囲を囲まれてしまっている。

EAPPI(パレスチナ、イスラエルにおけるエキュメニカル同伴プログラム)チームの1人は、ヨルダン渓谷連帯委員会に所属する外国人ヴォランティアとともに、この攻撃の際に現場に滞在していた。彼女は、1時間半以上にわたり尋問を受け、逮捕するとの脅迫を受けた。

午後3時には、ほとんどの兵士が撤収したものの、まだ4人の兵士と一台のジープが残ったままである。

アブー・アラジャージュ村はイスラエル人の入植者や兵士から恒常的な脅迫・暴力を受けている。彼らは、パレスチナ人をヨルダン渓谷から立ち退かせるために何でもする。1週間前、イスラエル軍は、3つの大きな家畜小屋と家屋とを破壊し、3人を逮捕した。

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